computational chemistry のこと

computational chemistry のことで わかったことを載せます

メラニン色素の輸送妨げる酵素発見 美白肌、白髪防止に朗報か!?

Yahoo 9月14日毎日新聞からです
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060914-00000108-mai-soci

<メラニン>輸送妨げる酵素発見 美白肌、白髪防止に朗報か

皮膚や髪を作る細胞にメラニン色素が輸送されるのを妨げる酵素を、理化学研究所と東北大の共同研究グループが見つけた。

メラニン色素は紫外線で遺伝子が傷つくのを防ぐが、しみやそばかすの原因にもなる。
輸送を妨害して肌の美白を保ったり、促進して白髪を減らす方法の開発に役立ちそうだ。
米国の生化学専門誌(電子版)に、論文が掲載される。
↑J. Biol. Chem.のことですね

メラニン色素は、皮膚に紫外線が当たると表皮の内側の細胞で合成され、膜に包まれた袋に蓄積される。
この袋が、皮膚や髪を作る別の細胞に輸送されると肌や髪が黒くなる。

研究グループの福田光則・東北大教授らは2年前、「Rab27A」と呼ばれるたんぱく質が輸送に不可欠なことを解明した。
「Rab27A」は、働いて輸送を促す場合と働きを失う場合を繰り返し、輸送を正常に保っていると考えられたが、仕組みは分からなかった。

グループは今回、たんぱく質の働きを失わせる可能性があると考えられた酵素40種類を、マウスの培養細胞に1種類ずつ加えて実験した。

すると、ある一つの酵素を加えた場合には、メラニン入りの袋が細胞の中心部から広がらなくなった。
袋は通常、中心付近で作られて周辺に輸送されるが、酵素が輸送を妨げたとみられる。
グループは酵素を「Rab27A―GAP」と名付けた。

福田教授は「今回の酵素は、人間でもメラニンの輸送を妨げるとみられる。輸送を促進する酵素も見つけたい」と話している

すごいです。

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万能細胞から精子をつくって受精

Yahooニュース 7月11日の記事です
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060711-00000044-kyodo-soci

ES細胞精子から子ども マウスで成功、人間も?


万能細胞とも呼ばれる胚性幹細胞(ES細胞)から作った精子を卵子と受精させ、マウスの子を誕生させることに成功したそうです。

ドイツ・ゲッティンゲン大などのチームが成功し、米科学誌デベロップメンタルセルに10日発表した。そうです。

ES細胞から精子や卵子ができたとの報告はこれまでにもあったが、子どもに育つ能力を証明したのは初めて
理論的には人間でも実現可能なことを示したと言える。

だが、生まれたマウスには早死になどの異常がみられ、チームは
「当面は正常な精子ができない男性不妊の原因究明など基礎的な研究に役立てるべきだ」としている。

なるほど。男性不妊の原因究明が進展しそうです。
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ゲームマニュアル 初級編 II -5: 6員環とベンゼン環のどこが似ているのか?

本カテゴリで、新薬開発ゲームのマニュアル を公開しています。

それなりに難しいですが、古い記事から読み進めてください。
内容が繋がっています。

前回の記事で、Gb3の6員環 と ベンゼン環 の3次元構造を描きました。

この記事で、両者の似ているところ・似ていないところを まとめます。

似ているところ(下図)
・どちらも6つの原子で、輪を作っている
似ているところ

似ていないところ(下図)
・6員環は、平面構造ではない。ベンゼン環は平面構造。
・水素原子の数・向きが異なる
似ていないところ

これらの特徴を踏まえながら、 『似せた化合物=薬』を設計します。また、
ゲームマニュアル 初級編 II -1 OH基 SH基 NH2基
              -2: COO基 CONH2基

の内容と組み合わせます
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がん予防薬

2004年2月の記事で古いですが。。NEDOのアメリカ支社のバイオレポートからです。

Integrated BioPharma社とPurdue大学の研究チームが がん予防薬 を開発


がん予防に役立つことで知られていた無機化合物のセラニウムの代謝作用に関連した遺伝子を食用植物に入れよう という試みです。

結果が科学雑誌Journal BMC Plant Biology誌で発表されています。

作製された遺伝子組み替え植物は、セラニウムに対する耐性がより強く、セラニウムをメチルセレノシステイン(MSC)に転換した。
動物実験によると、MSCは乳がんおよび大腸がんの発症率を低減させる。

がん予防薬としてのMSCのヒト臨床治験は、国立衛生研究所(NIH)で行われている。
遺伝子組み替え植物は、MSCを十分含んでいるため、少量の乾燥植物性物質を錠剤やカプセルにするだけで1日の服用量がまかなえる。

研究チームは、新しい化学予防サプリメントを開発できることを期待している。

だそうです。スゴイですね。


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肥満予防ワクチン 

グレリン とは、胃から分泌される28アミノ酸残基よりなるペプチドで、摂食促進作用 があるそうです。

グレリンを使って肥満予防ワクチンの開発が行われています。

ラットにグレリンを注射したところ、抗グレリン抗体ができ、摂食亢進や脂肪蓄積や体重増加が抑制されたそうです。

ヒトではまだその効果や安全性についてよく分かっていないそうです。

仮に、グレリンを使った肥満予防ワクチンが実用化されても、かなり高価になることが予想されるそうです。

新薬開発ゲームでは、抗グレリン抗体のようなタンパク質薬剤の設計はできません。
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薬剤ターゲット: 百日咳毒素

薬剤ターゲットの紹介です。

今回は、百日咳毒素(Pertussis toxin)です。

百日咳の症状 → 発熱などはなく咳が続き、咳き込み方が激しくなっていく。生後6ヶ月前の乳児がかかると、咳によって呼吸困難となり、肺炎や脳症を起こすことがあります。
抗生物質の投与で直ります。

原因は、百日咳菌の感染です。

百日咳毒素が 細胞に侵入する際に、ATPが関与しているらしいです。
そして、毒素にATPが はまり込んだ時の構造が1996年に報告されました。
左図は百日咳毒素。右図は毒素にATPが はまっている様子です。
百日咳毒素  ATPがはまり込んだ様子

新薬開発ゲームによって、 ATPよりも強くはまり込む薬を設計してください。


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