computational chemistry のこと

computational chemistry のことで わかったことを載せます

腫瘍が助けを求める

Science 2006, 313, 1785-1787.からです

腫瘍が助けを求める

固形腫瘍は増殖のために血液の供給を必要とする ので、それを取り巻く 宿主(ヒトのガンだったら 宿主はヒト)の内皮細胞 を利用して 新しい血管を作らせている

血液中を循環する 内皮前駆細胞(EPCs)の助け を 腫瘍が利用している程度 については、いまだに議論の余地がある。

Shakedたちは、血管性粉砕薬剤(VDAs)と呼ばれる薬剤で腫瘍を処置すると、腫瘍の縁に、急激かつ劇的にEPCsが動員 されることを示した(マウスモデル)。

EPCの動員が妨げられると、腫瘍は治療に対してより応答するようになった

Therapy-Induced Acute Recruitment of Circulating Endothelial Progenitor Cells to Tumors p. 1785-1787.

腫瘍を小さくするには、腫瘍細胞そのものを薬で攻撃して殺すのも1つの手です。

また、この研究のように、腫瘍細胞を 兵糧攻め にするのもありです。

兵糧攻めと、直接攻撃を組み合わせれば もっといいと思いました。

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気候と遺伝の変化

Science 2006, 313, 1773-1775 からです。

気候と遺伝の変化

ある種の生物は通常温度以上の環境に晒されていると遺伝的変化を受ける

しかし、最近の 世界的温暖化がすでにこのような変化を起こしているかどうか は不確かである。

Balanya たちは、三大陸における26個のショウジョウバエ(Drosophila subobscura)集団について、13年から46年の範囲をカバーする期間における染色体の多形性(polymorphism)のデータをまとめた。

ある期間と場所の気象記録によると、22個の集団において、最近の温暖化が遺伝子変化と関連しており、低緯度地方で遺伝的変化が多かった。

Global Genetic Change Tracks Global Climate Warming in Drosophila subobscura p. 1773-1775.

地球温暖化は、生態系の変化をもたらすだけでなく、ある生物の遺伝子まで変えるなんて驚きです。

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既知の薬剤の新しい可能性を見つける

Science 2006, 313, 1929-1935.からです。
http://www.ricoh.co.jp/abs_club/Science_f/

生物学的関係をマップ化する

配列とかタンパク質構造データのような 生物学的情報の包括的カタログ は、生物学的研究では考えられないほどの有用性がある。

Lamb たちは、RNA発現で定義される包括的細胞状態のカタログを作った

164個の 低分子化合物 が、メッセンジャーRNA発現プロファイルに及ぼす影響を、乳がん上皮細胞系に注目して調べた。

薬剤候補化合物(抗癌剤のgedunin、エストゲン、ヒストンデアセチラーゼやフェノチアジン 抗精神病) のゲノムへの影響や、

疾患状態(肥満、アルツハイマー病、および、急性リンパ性白血病)を、

このデータと比較することで、作用の潜在的メカニズムを同定 し、既知の薬剤の以前の適用性を確認 し、さらに、既知の薬剤の新しい可能性を見つけること が可能となった。

今までにないタイプの 有用なデータベースを作ったという話です。

どんなデータベースがあると、便利なのか?

みなさんも 一度考えてみては?

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