computational chemistry のこと

computational chemistry のことで わかったことを載せます

成長すべきか、生き延びるべきか:シロイヌナズナ(植物)の場合

Science January 6, 2006, Vol.311
からです。
http://www.ricoh.co.jp/abs_club/Science_f/

成長すべきか、生き延びるべきか(To Grow, or Not to Grow)

ひどい乾燥や過剰な塩分など、成長にとって有害な条件は、植物における矮化を引き起こしやすい。

Achardたちはこのたび、この成長の抑止が、単に代謝が損なわれたことによる副産物ではなく、

積極的に制御されたプロセスである

ことを明らかにしている。

この成長の抑止は、通常は細胞核に局在しているDELLAタンパク質によって行われている。

シロイヌナズナはゲノム中にコードされた5つの関連したDELLAタンパク質をもっている。

タンパク質のDELLAファミリーは、ホルモン性および環境性の情報を統合して、成長と生存とのバランスを微細に調整しているらしい。

Integration of Plant Responses to Environmentally Activated Phytohormonal Signals p. 91-94.

このネタだって 考えようによっては、環境改善に役立ちませんか?

土壌にある 有害な重金属化合物 を沢山吸収する植物を 遺伝子組み換えで作る。
さらに、DELLAタンパク質をコードするゲノムをノックアウトしてやる。

すると、枯れるくらい重金属を吸い取ったのに、枯れなくなる。

いかがです?(素人考えですが。汗)

FC2ブログランキング
人気blogランキングに参加してます。面白かったらクッリクを是非♪
にほんブログ村 科学ブログへ
English version: Free software ' drug design ' for Windows | コメント:0 | トラックバック:0 |

気候の変化の根底をなす力:1970年代の北太平洋

Science 2006, Vol.311 からです。
http://www.ricoh.co.jp/abs_club/Science_f/

1970年代中頃に発生した北太平洋の海洋生態系における重要な変化は、しばしば

レジームシフト(regime shift)

として注目され、海洋大気条件の自然変動 あるいは 人為的な地球温暖化の結果である とされていた。

Fieldたちは、サンタバーバラ海峡から得られた堆積物に含まれるプランクトン性有孔虫(planktonicforaminifer)の様々な種の発生量を調査した。

海洋表面近傍の温暖効果が海洋深部まで浸透し始めた1960年ごろ に、高温性有孔虫と比べて 低温性有孔虫の数の著しい減少 が始まった。

熱帯性や亜熱帯性の有孔虫の割合は、過去1400年間のどの時期も20世紀後半より高くない。従って、人為的な促進がこのレジームシフトの最も重要な要素であったことを示している。

Planktonic Foraminifera of the California Current Reflect 20th-Century Warming p. 63-66.

まとめますと、
20世紀後半の 熱帯性や亜熱帯性有孔虫の数→過去1400年間よりも高い
20世紀後半の 低温性有孔虫の数→著しい減少

どう考えても、人為的な地球温暖化 によって、こうなったということです。

アメリカさん どう反論します?

FC2ブログランキング
人気blogランキングに参加してます。面白かったらクッリクを是非♪
にほんブログ村 科学ブログへ
環境科学の最新論文をここに | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |