ダイオキシンを分解する細菌2006-11-25 Sat 11:16
日本農芸化学会誌 化学と生物 May 2006からです。
脱ハロ呼吸細菌 Dehalococcoides と 環境修復 環境汚染物質とてし ダイオキシン は有名です。 ダイオキシンは、塩素原子(Cl)を持っています。 テトラクロロエテン、トリクロロエテン なども環境に悪いと言われています。いずれも塩素原子を持っています。 1990年代に、テトラクロロエテンやトリクロロエテンに依存して生長する細菌 が報告されました。細菌は、テトラクロロエテンを 脱塩素化して無害化 します。 X. Maymo-Gatell, et al. Science 276, 1568, 1997. 2000年には、ダイオキシンを脱塩素化する細菌株 が報告されています。 L. Adrian, et al. Nature 408, 580, 2000. これらの細菌を 上手く使えれば、環境浄化できるかもしれません。 ここで、参考サイトを紹介します ダイオキシンは毒性がある化合物ですが、必要以上に騒ぐ必要のない 程度の毒性である と、 サイト 有機化学美術館(リンクにもあります) http://www1.accsnet.ne.jp/~kentaro/yuuki/chemical/dioxin.html で、紹介されています。 ダイオキシンの化学構造も見れます。 要点をまとめますと、 1.ダイオキシン1gは、ヒト17000人分の致死量。これが ダイオキシンの毒性=青酸カリの1万倍、サリンの17倍 と言われる所以。 しかし、この数値は、モルモットで調べた結果。 イヌ、ハムスターで調べると、モルモットよりも数千倍耐える。 →ダイオキシンの毒性は、種差で 大きく異なる。ヒトなら さらに耐え得るだろう 2.1976年 イタリアで 推定130kgものダイオキシンが噴出した事故があった。 周辺数キロの範囲に飛び散って17000人がこれを浴びた。 住民の血中ダイオキシン濃度は通常の2000〜5000倍に はね上がった。 22億人分の致死量(モルモットでの数値)のダイオキシンが狭い範囲に降り注いだにも かかわらず、死者は一人もいない。 胎児にも特別な異常は見られなかった。 長期間の住民追跡調査が実施された結果、体質によりクロロアクネ(吹き出物に似た数ヶ月で治る皮膚病)が出た人を除けば、病気の発生率・死亡率など特に異常はない。 3.ウクライナ共和国の大統領 ユシチェンコ氏は、食事にダイオキシンを盛られて 顔面に青黒い発疹が出た。 その後の調査で彼は 2mg程度のダイオキシン を食べさせられたと見積もられた。 これはニュースで一時期騒がれた「高濃度ダイオキシン汚染キャベツ」を、一度に200万個程度食べた量 に相当する。 4.ダイオキシンに発ガン性はない。 すでに発生したガンを増殖させる能力だけある。その能力も強いものではない。 5.WHO(世界保健機構)の分類では、ダイオキシンは1997年に「発ガン性物質」へと変更された。これは各国の専門家から成る委員会での投票により、11対9で決まった。 専門家の間でも 議論が紛糾している。 6.ダイオキシンの発ガン性リスクは、タバコの煙 や 焼き魚の焦げ よりも低い。 人気blogランキングに参加してます。面白かったらクッリクを是非♪ |
|
| HOME |
|



