computational chemistry のこと

computational chemistry のことで わかったことを載せます

光から物質へのテレポートに成功 ニールス・ボーア研究所

日経サイエンス 2007,2 p16からです。

デンマーク ニールス・ボーア研究所の Polzikらは、

光ビームに蓄えれた情報を、原子の雲の中にテレポート(瞬間移動)する実験に成功した。

ここでいうテレポートとは、量子状態が移転できた という意味。

Polzikらがやったこと

1.セシウム原子の雲に、強力なレーザー光を当てて、レーザー光と、原子を「量子もつれ」の状態にした。すなわち、レーザー光と原子を、相補的な量子状態の関係にした。

2.別の実験として、テレポートさせる情報を、弱いレーザーパルスにのせた。情報がのった弱いレーザーパルスと、強力なレーザー光(1の実験で使うレーザー光と同じ種類の光)と混ぜた。混ざったレーザー光について、振幅と位相を計測した。

3.1の実験で作った 「量子もつれ」を、2で得た結果に対応させた。その結果、セシウム原子の量子状態は、弱いレーザーパルスの量子状態に対応した。

Nature 2006, 10月5日号

僕にとって難しい内容です。詳しく知りたい方は、原著論文を読んでください。
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H2SからH2ガスを作る レーザー

日経サイエンス 2007,2 p9からです。

東北大 田路和幸教授らのグループが、水に溶けたH2Sに、光触媒を加え、緑色レーザー光を当てて、H2ガスを発生させた。

H2ガスは、クリーンエネルギーの代表格。燃やしてもH2Oができるのみ。

H2Sの分解に必要なエネルギーは、H2Oの分解に必要なエネルギーより小さい。
レーザーによる水素製造は、世界初。

H2Oのレーザー光による分解 H2ガスの発生 ができれば、さらに凄い。
衛生からのレーザー光を受けてH2ガスを製造する研究も進んでいる。
問題なのが、H2Oの分解に必要なエネルギーが高いこと。。

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ゴミムシ 撥水コーティング

日経サイエンス 2007,2 p12 からです。

アフリカのゴミタマムシは、その羽を使って、砂漠の空気から水分を集めて水滴にする(露みたいな感じで水滴を作る)。そして、水滴を口まで流れるように 仕組んでいる。

水滴は、羽の撥水性の部分に はじかれて、親水性の部分に集る。

そういうシステムを人工的に作ろうという試み↓

マサチューセッツ工科大のCohenと Rubnerは、次のことを順次行った。

1.薄い高分子フィルムの上に シリカの超微粒子を配列させた。
2.水をはじくフッ素系化合物で フィルムを覆った
3.シリカ粒子の上に 酸の分子を結合させて、水を強く引き付ける点の列を作った

空港の滑走路の両端に並ぶライトの列(酸が付いたシリカの列)を想像すると分かりやすい。

滑走路は 水をはじくから、水分子は そこから流れ出して、親水性のスポット(酸が付いたシリカの点)に集まりだす。

水滴が大きくなると、互いにくっつく。そして、直線状の水路(酸が付いたシリカの列)を通って流れ出す。

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