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1977年のインフルエンザ(ロシア風邪)の起源は? 25年前の感染死骸かも

インフエンザウイルスの分子進化

Hayashida,H., Toh,H., Kikuno, R. and Miyata,T. Evolution of Influenza Virus Genes. Mol. Biol. Evol. 2, 289-303 (1985)

http://www.brh.co.jp/katari/shinka/shinka13.html
からです。

N1亜型のインフルエンザウィルスの分子時計を調べていた。

4つのウィルス株(PR、BEL、FW、LOYと略記する)の間で

置換数K と 経過時間T の間の関係を調べた。

KとTの間にはみごとな直線関係があった(図2a)。

図2
25years


USSR株(1977年に流行した株で、通称、ロシア風邪)をPR、BEL、FWと比べた(図2b)。
経過時間がゼロなら置換数もゼロのはず。
だからK-T図は原点を通らなければいけない。
しかし、図2bは そうならない。

USSR株に原因がある。
この株の塩基配列は、不思議なことに 
1950年に流行した株に非常によく似ている。

この奇妙な現象の最も合理的な解釈は、

USSR株が 1950年 と 1977年 の間の25年間だけ進化を完全に停止し、
その後再び同じ進化速度で進化を再開したということである。

なぜこんな奇妙なことが起こるのであろうか?

考え易い説明の一つは、

どこかで凍結保存されていたUSSR株が、何らかの理由で1977年に外に漏れた可能性だ。

すなわち、1950年にシベリアでFW株に感染して死んだ人あるいはトリが凍結し、25年後に氷解したところをトリがついばみ、それが人に感染した。


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