化学に出てくる イオン 実は難解2007-03-30 Fri 19:11
イオン を化学で習います。
水溶液のpH を、リトマス試験紙で計ったことがある人は、多いと思います。 pHを計るだけでは 無意味です。 そのpH値だったら 何がどうなんだ? という思考が大切です。 pHを計るための pHメーター という機械があります。 (ガラス電極のやつ) http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q19.html pHメーターの原理↓ ガラスの薄膜の内・外側にpHの異なる溶液があると、薄膜部分に、pHの差に比例した起電力が生じます。 この薄膜を電極膜といいます。 普通、溶液が30℃の場合、2つの溶液のpHの差が1違えば、約60mVの 起電力が生じます。 通常、ガラス電極の内部液にはpH7の液を用いますので、電極膜に生じた起電力を測定すれば、被検液、つまりpHを求めたい溶液のpH値がわかるわけです。 この現象を、分子論、量子化学 で説明することは 立派な研究テーマです。 なぜ、ガラス薄膜部分に、pHの差に比例した起電力が生じるのか? この現象が 理解できれば、その現象を応用した 新しい物 が作れます。原理さえ解れば、いいアイデアが沸いてきます。 物理化学現象を理解することの意義は ここにあります。 イオンは、生体内反応で 重要です。 pHが変わると、タンパク質の構造や反応性は 大きく変化します。 pHを、多数の 水分子 で表現することは、とても難しいです。 ですので、 「 pHが変わると、タンパク質の構造や反応性は変化します 」 という生化学の常識は、物理化学的には 興味が沸くテーマです。 小学校で習う 塩が水に溶ける様子 を、分子論で理解するには、スーパーコンピューターによる演算が必要です。 イオンや水 は、今でも立派な研究テーマです。現在進行形の分野です。 なぜ イオンの話を書いたかというと、雑誌ニュートン の イオン特集記事 が面白かったからです。 |
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