ネコに 鳥インフルエンザが感染? インドネシア2007-02-08 Thu 11:34
CNNからです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070208-00000022-mai-int ジャカルタ――インドネシア駐在米国大使館は7日、 首都ジャカルタなどに徘徊(はいかい)する野良猫が強毒性の鳥インフルエンザのウイルスに感染している恐れがある として、同国居住の自国民に注意を呼び掛けた。 同時に、ペットの猫が病気や死んだ家禽(かきん)類に接触しないよう勧告した。 インドネシアの科学者は先月、 家禽市場に近い地区にいる猫がH5N1型ウイルスに感染していた と発表している。 人間への感染経路は家禽類との接触が大多数とされる。 米大使館は、 鳥インフルエンザが猫から人間へ感染する裏付け材料はない が、注意は必要としている。 居住の米国人へ電子メールで警戒を呼び掛けた。インドネシアでは、H5N1型ウイルスの犠牲者がこれまで63人と世界最多。 |
鳥インフルンザ 検体をWHOに送らない インドネシア2007-02-08 Thu 11:14
毎日新聞です
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070208-00000022-mai-int <鳥インフル>ワクチン開発で米社と提携 インドネシア 2月8日10時27分配信 毎日新聞 AP通信によると、インドネシア政府は7日、 同国で流行している毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)のヒト用ワクチン開発で協力する覚書 を米製薬大手バクスター社と締結した。 インドネシア政府は国内で発見されたウイルスの検体を同社に提供、同社は開発したワクチンの生産で技術協力する。 インドネシアはバクスター社との契約に先立ち、 今年初めから世界保健機関(WHO)への検体提供を停止している。 WHOのヘイマン事務局長補代行(鳥インフルエンザ問題担当)は6日の記者会見で、 同国がウイルスに関する「知的財産権」を主張している と明らかにした。 インドネシア保健省報道官は7日、ロイター通信に 検体を無償提供できない と述べた。 同国には、WHO経由で各国の製薬会社に検体データが提供されてワクチン開発が進められた場合、資金力の豊富な先進国が優遇され、途上国が後回しになることへの懸念があるとみられる。 インドネシアでは05年以来、63人が鳥インフルエンザに感染して死亡しており、世界で最も深刻な被害を出している。05年に12人だった年間死亡者数が昨年は46人に急増、今年もすでに5人が死亡するなど感染拡大が続いている。 鳥インフルエンザがヒトへの感染力を持つ新型インフルエンザに変異すれば、最も被害が軽い場合でも世界で数百万人が死亡すると予測されている。 実際のワクチンは新型インフルエンザが出現してからでなければ製造できないが、現在、鳥の間で流行しているH5N1型をもとにしたワクチンでも一定の効果を期待できる可能性があるため各国製薬会社が開発を急いでいる。 インドネシア 賭けに 出てますね。 WHOを敵にして 大丈夫でしょうか? 他の企業が 新しいインフルンザ薬を開発した場合、WHOに協力しないインドネシアだけには高額で売る という事態になると思います。 |
1977年のインフルエンザ(ロシア風邪)の起源は? 25年前の感染死骸かも2007-01-31 Wed 12:24
インフエンザウイルスの分子進化
Hayashida,H., Toh,H., Kikuno, R. and Miyata,T. Evolution of Influenza Virus Genes. Mol. Biol. Evol. 2, 289-303 (1985) http://www.brh.co.jp/katari/shinka/shinka13.html からです。 N1亜型のインフルエンザウィルスの分子時計を調べていた。 4つのウィルス株(PR、BEL、FW、LOYと略記する)の間で 置換数K と 経過時間T の間の関係を調べた。 KとTの間にはみごとな直線関係があった(図2a)。 図2 ![]() USSR株(1977年に流行した株で、通称、ロシア風邪)をPR、BEL、FWと比べた(図2b)。 経過時間がゼロなら置換数もゼロのはず。 だからK-T図は原点を通らなければいけない。 しかし、図2bは そうならない。 USSR株に原因がある。 この株の塩基配列は、不思議なことに 1950年に流行した株に非常によく似ている。 この奇妙な現象の最も合理的な解釈は、 USSR株が 1950年 と 1977年 の間の25年間だけ進化を完全に停止し、 その後再び同じ進化速度で進化を再開したということである。 なぜこんな奇妙なことが起こるのであろうか? 考え易い説明の一つは、 どこかで凍結保存されていたUSSR株が、何らかの理由で1977年に外に漏れた可能性だ。 すなわち、1950年にシベリアでFW株に感染して死んだ人あるいはトリが凍結し、25年後に氷解したところをトリがついばみ、それが人に感染した。 |
ハエからインフルエンザH5N1が検出された2007-01-31 Wed 11:40
国立感染症研究所の報告です。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/26/303/kj3031.html 2004年高病原性鳥インフルエンザ国内流行地で採集されたクロバエ類からのH5N1亜型インフルエンザウイルスの検出と分離 ウイルスの確認が行われた直後から野鳥類に対するウイルス汚染調査が行われ、発生養鶏農場から半径30kmの移動制限区域内で防疫措置期間中にカラスの死亡個体が多数発見された。 このうち京都府の7羽、大阪府の2羽からH5N1亜型ウイルスが検出されたものの その他の野生動物から本ウイルスは検出されていない。 鳥インフルエンザ流行時にハエ類がウイルスを伝播する可能性は、ないのか? ハエ類の採集は、鳥インフルエンザ発生の国内2例目となった大分県九重町で2004年2月24日・25日に、 次いで、3例目となった京都府丹波町で同年3月9日〜12日に、 発生養鶏場から600〜2,250mに位置する6地点で、いずれも魚肉ベイト(鰯)を用いて行った。 丹波町では約19時間半の総採集時間で合計926個体のハエ類が採集された。 最も採集数の多かったでは3時間で403個体が採集された。(1時間当たり134個体)、非常に高いハエ密度だ。 養鶏場がハエ類の主要な生息場所になっていた。当たり前だが。 ハエから摘出した「そ嚢」および「消化管」を対象にウイルス検出と分離を行った。 ハエから インフルエンザH5N1が単離された。 ハエ類が どの程度鳥インフルエンザの流行に関与するのか、現時点では明らかになっていないことが多い。 |
インフルエンザH5N1に関する最近の進展2007-01-26 Fri 01:50
トリ型インフルエンザH5N1 が、ニワトリを殺しています。
東南アジアでは、H5N1がヒトにも感染ています。致死率が非常に高いです。 鳥インフルエンザ に関する 最近の進展 を調べてみました。 日本語の参考文献があるので、興味のある方は是非読んでください。 日本農芸化学会誌 化学と生物 12月 「鳥インフルエンザウイルス」鈴木康夫先生 p808-813 日経サイエンス 2005 3月 「 1918年の殺人ウィルスを追う 」 J.K.タウンベンガー先生 「 パンデミックは再来する 」河岡義裕先生 ・Molecular medicine 2002, 39, p188-195 「インフルエンザウイルスのリバースジェネティクス」 研究用のインフルエンザウイルスを人工的に安全に作成する技術 2002, 39, p48-53 「インフルエンザウイルスの感染性と感染増悪を制御する生体内プロテアーゼとインヒビター」 2002 増刊号 39, p212-226 「ウイルスの病原性発現における糖タンパク質の役割」 原著論文(英語) Y.kawaoka et al. Nature 2005,437,1108. H5N1型トリインフルエンザを発症したベトナム人少女からタミフル耐性ウイルス分離 家庭内感染したH5N1は、ヒトにもトリにも感染する K.Shinya, Y.Kawaoka et al. Nature 2006,440,435. ヒトの気道深部や肺に、トリ型H5N1ウイルスの受容体が存在した Stevens, J. et al. Scicence 2004,303,1838-1842. 1918年の殺人インフルエンザウィルスH1の結晶構造 Stevens, J. et al. Scicence 2006,312,404-410. ベトナムで単離されたH5N1ウイルスの H5の結晶構造 S.Yamada, Y.Suzuki, M.Kiso, T. Sawada, Y. Kawaoka et al. Nature 2006, 444, 378-382. H5N1ウィルスのH5が ちょっとだけ変異すると、ヒトに感染できる T.Sawada et al. Biochem. Biophys. Res. Commun. 2006, 351,40–43. 鳥インフルンザウイルスが鳥細胞に強く接着・感染する理由 K. Shinya et al. J. Virol, 2005, 79, 9926. ウズラ(中国)から単離されたH9N2は、ヒトに感染できる Corey, E. J. et al. J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 6310–6311. Shibasaki, M. et al. J. Am. Chem. Soc. 2006, 128, 6312−6313. インフルエンザ薬 タミフルの化学合成 |
日経サイエンス 2005 3月号2007-01-11 Thu 12:15
日経サイエンス 2005 3月号
が 大学生協で売られていました。むかしの雑誌ということで、 1冊500円 だったので買いました。 2005 3月号には、僕が興味を持っている インフルエンザの特集があります。 インフルエンザには、致死率がとても高い強毒性のタイプと、死ぬことは少ない弱毒性のタイプがある。 その差は どこで決まるのか? 最近 東南アジアで流行ってヒトを殺したH5N1は、強毒性。 1918年に 世界中で流行って、ヒトが死にまくった 強毒性ヒト型インフルエンザH1N1 は なぜ 瞬く間に世界中に拡散したのか? H1N1は、ヨーロッパ・北米に拡散したのはもちろん、太平洋の果てに浮かぶ小島にまで到達している。 そもそも 1918年(大昔)のH1N1をどうやって 見つけ出して そのウィルスの特徴を調べるのか? (大流行したウィルスを調べておけば、今後の大流行を防ぐ手立てが 思いつくはず) 他に、脳内麻薬の医療利用 などの記事があります。 |
タンパク質は なぜ そんなに複雑な形をしているのか?2006-12-13 Wed 20:59
Influenza viral hemagglutinin complicated shape is advantageous to its binding affinity for sialosaccharide receptor
という論文を書きました。 様々な雑誌にトライして落ちてきました。 ですが Biochemical and Biophysical Research Communications に受理されました。 ホッとしています。 論文の内容を簡単に説明します。 タンパク質は、生体内の反応に関わっている分子です。 タンパク質は、やたら複雑な形をしているように思えます。 (本ブログのリンクにある protein data bank で、タンパク質の構造データが無料でダウンロードできます。) その複雑な形には どんな 意味があるのでしょうか? 意味があるから、複雑な形をしているはずです。 そうじゃなかったら 生体にとって 損だと思います。 僕は、未熟ながら有機化学者の1人なので、 タンパク質が複雑な形をとる理由は、タンパク質が関わっている化学反応に対して 利点があるからだ と考えます。 思考の中心は、化学反応です。 この予想を 計算化学で調べました。 僕のテーマである インフルエンザ赤血球凝集素(ヘマグルチニン:HA) というタンパク質 を系に選んで調べました。 インフルエンザが細胞に感染する際、ウィルスが持っているHAが 標的細胞表面の「 シアロ糖鎖 」に結合します。 この過程が、ウィルスの細胞接着・感染開始段階です。 僕は 「 HAとシアロ糖鎖の結合力(化学反応の一種) 」と「 HAの形(タンパク質の形) 」の関係を計算化学で調べました。 HAの複雑な形は、結合力に対して 有利に働いていました。 |
エイズや肝炎ウィルスを撃退したいね。2006-11-18 Sat 20:47
Nature Reviews Microbiology 4, 879 (December 2006)
からです。 http://www.nature.com/nrmicro/journal/v4/n12/full/nrmicro1560.html Host response: Viral persistence: IL-10 is the key なかなか排除できない しつこいウィルスの代表格に、エイズや肝炎ウィルスがあります。 なんとかしたいですね(汗) これらのウィルスが しつこい(=免疫による防御から逃れている) 理由として、 インターロイキン-10(IL-10)の発現が原因 だとreviewされています。 When knockout mice that fail to produce IL-10 were infected with a persistent LCMV strain they had increased cytotoxic T-cell activity compared with wild-type mice. LCMVは、アリーナウィルスです。詳しくは、わかりません。しつこいウィルスのモデルとして 使っています。 T-cellは、免疫に関わる細胞です。T-cellが活発に働けばいいです。 IL-10というタンパク質を作る機能が無いマウスは、LCMVに対してT-cellが良く働いた ということらしいです。 IL-10の機能を阻害する化合物があれば、しつこいウィルスも撃退できるかもです。 人気blogランキングに参加してます。面白かったらクッリクを是非♪ |
異常行動への注意喚起 タミフルで米FDA2006-11-16 Thu 21:00
さきがけonwebです
http://www.sakigake.jp/p/news/science.jsp?nid=2006111401000288 異常行動への注意喚起へ タミフルで米FDA 【ワシントン13日共同】 インフルエンザ治療薬タミフルを服用した子どもに異常な行動が相次ぎ、交通事故による死者も出ている ことを受けて、米食品医薬品局(FDA)は13日、異常行動に対する注意喚起の表示を製薬会社に求める方針を明らかにした。 ロイター通信などが報じた。 報道によると、 FDAは 薬と異常行動との因果関係を立証したわけではない が、 潜在的な危険性を緩和するため に、服用直後からの監視が必要だとした。 また、FDAは2005年8月から今年7月までの間、 タミフル服用後の自傷行為や精神錯乱などの異常行動103件の報告 を受けており、そのうち 95件が日本 からのものだという。 日本では既に異常行動が起こり得るとの趣旨の表示を義務付けており、これにならった表示内容になるとしている。 タミフルは、通常のインフルエンザに有効な抗ウイルス薬としてこれまでに世界で数千万人が服用しているほか、世界的な流行が懸念される新型インフルエンザの特効薬と目されている。 なんで日本だけから 95件も 異常行動が報告されるんでしょうか? タミフルを処方しすぎているんでしょうか? 人気blogランキングに参加してます。面白かったらクッリクを是非♪ |





